走査型プローブ顕微鏡(SPM)データギャラリー

塗膜付きポリスチレン・フィルムの温度制御による粘弾性変化

塗膜付きポリスチレン・フィルムの温度制御による粘弾性変化
エスアイアイ・ナノテクノロジー株式会社

ジャンル

有機・高分子、無機材料

モード VE
測定領域 約4μm、約8μm
ステーション SPI3800N
装置 SPA-300HV

 解説

Fig.1
(a) 23℃

Fig.2
(b) 100℃

Fig.3
(c) 130℃

Fig.1 Visco-elastic change of coating polystyrene film with temperature

環境制御型SPMユニットは、試料表面の温度変化時の形状や物性変化を観察する用途に最適です。Fig.1に塗膜付きポリスチレン・フィルムを温度変化させた際の、VE-AFMによる形状および粘弾性の変化の様子を示します。モノトーンの画像が表面形状像、赤と青のコントラストの画像が粘弾性像に対応しています。(赤のコントラストが硬く、青のコントラストがやわらかいことに対応しています。)

 (a)23℃では、ポリスチレンの下地(形状像の最も暗い部分)が塗膜部分よりも硬いことが粘弾性像からわかります。

 (b)100℃加熱すると、ポリスチレン部分が軟化し、硬いことを示す赤のコントラストが薄れています。

 (c)130℃ではポリスチレンと塗膜部分の硬さの差がほとんどなくなっています。

また、温度上昇に伴って、表面形状にも変化があり、細かな構造は失われ、分散した塗膜の1つ1つはやや膨張していることがわかります。


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